ホーム空き家管理ガイド > 空き家の庭木を伐採したい

「実家は空き家のままで、庭木がどんどん伸びている」「先日、隣の家から枝が越境していると連絡があった」――そんな状態を、帰省のたびに気にしながら先延ばしにしていないでしょうか。

庭木の伐採は、実は現地に何度も足を運ばなくても進められます。この記事では、放置するとどうなるか、遠方からでも動かずに伐採を進める手順、費用の考え方までまとめて解説します。

✓ 放置すると越境トラブル→行政指導→税負担増と段階的に悪化していく
✓ 伐採は写真相談→概算→現地見積り→作業→写真報告で、遠方でも現地に行かず完結できる
✓ 費用は本数・高さに加え、空き家特有の荒れ具合・搬出経路・処分量で変わる

本記事は一般的な情報を整理したものであり、法律・税務上の助言ではありません。個別の状況についての判断は、弁護士・税理士など専門家にご相談ください。当社は伐採・庭木の手入れなど管理作業を行う業者であり、不動産売買や法律手続きは行いません。

まず結論:遠方でも「切る」だけなら動かず完結できる

  1. ①庭木の伐採は、遠方に住んでいても現地へ足を運ばずに進められます。写真での相談から作業後の報告まで、一連の流れで完結するケースが一般的です。
  2. ②庭木を「放置している状態」自体がリスクです。越境した枝をきっかけにしたご近所トラブルから、自治体の指導、固定資産税の負担増まで、時間が経つほど選択肢が狭まります。
  3. ③最初に決めるのは「木だけ切るか」「庭ごと片づけるか」です。本記事は庭木の伐採(木を切ること)に絞って解説します。

こんな状態に心当たりがあれば、この記事がそのまま参考になります。

  • 実家が空き家で、庭木が伸び放題になっている
  • 隣接地への越境の可能性がある
  • 何年も現地に行けていない

空き家の庭木伐採とは――住んでいない家の庭木を、越境・倒木・行政指導などのトラブルに発展する前に、遠方からでも手配して片づける作業のことです。

放置するとどうなる?(エスカレーションの流れ図)

空き家の庭木を「まだ大丈夫」と放置していると、状況は次のように段階的に進んでいく傾向があります。

  1. 庭木が境界を越えて伸びる(越境):手入れされないまま数年が経つと、枝や根が隣地との境界を越えることがあります。
  2. 近隣から連絡・苦情が入る:越境した枝や落ち葉、日当たりの悪化などをきっかけに、ご近所から連絡が来ることがあります。
  3. 改正民法により、切除されてしまうことも:2023年4月施行の改正民法(e-Gov法令検索「民法」第233条3項)では、竹木の所有者に枝の切除を催告しても相当期間内に切除しないとき等、越境された側が自らその枝を切り取れるようになりました。切り取りにかかった費用は、基本的に木の所有者(=この記事を読んでいる方)に請求され得ると考えられています。仕組みの詳細は隣の木の枝が越境してきたら勝手に切れる?民法233条(2023年改正)と正しい対処法で解説しています。
  4. 自治体から指導・勧告を受けることがある:管理が著しく悪化した空き家は、市区町村から「管理不全空家等」(=特定空家等になる前の早期段階で指導対象となる区分。2023年改正で新設)や「特定空家等」(=そのまま放置すると倒壊のおそれや衛生上有害となるおそれ等があるとして市区町村から指定されるもの)として指導・勧告を受けることがあります。
  5. 固定資産税の負担が増えることがある:勧告を受けると、住宅用地の固定資産税の軽減特例が外れ、税負担が増えることがあります。
  6. 最終的に行政代執行に至ることもある:命令に従わない状態が続くと、自治体が代わりに伐採・撤去等を行い、その費用を所有者に請求する「行政代執行」に至るケースもあります。

出典:国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法」関連資料東京都主税局「特定空家等・管理不全空家等に該当する場合の固定資産税・都市計画税」

もちろん、ここまで進む前に対応すれば何も問題はありません。大切なのは「まだ大丈夫」の段階で一度手を打っておくことです。

伸び放題になった空き家の庭木のイメージ
※イメージ(手入れが行き届かなくなった庭木)

隣家から苦情が来ているときの動き方

すでに近隣から連絡・苦情が来ている場合は、まず「対応する意思がある」ことを伝えることが最優先です。

お詫びと対応予定の伝え方(電話・手紙どちらでも)
「このたびはご迷惑をおかけし、申し訳ございません。空き家となっている実家の庭木について、近日中に手配のうえ対応いたします。今後お気づきの点がありましたら、こちらへご連絡いただけますと幸いです。(氏名・電話番号)」

当社にご相談いただく方の中にも、「ご近所から連絡をもらって初めて、木がここまで伸びていたことに気づいた」というお声は少なくありません。写真を送っていただいて状況を確認し、概算をお伝えしたうえで作業日を決め、伐採後の様子を写真でご確認いただいて安心された、というケースもあります(複数のご相談内容をもとに構成した一例です)。連絡が来た時点で放置せず、対応の見通しを伝えるだけでも、関係はこじれにくくなります。

庭木は自分で切れる?プロに任せる目安

遠方の空き家では、帰省したタイミングで自分で切ってしまいたい、と考える方もいます。ただし、次のいずれかに当てはまる場合は、高所作業・倒木事故のリスクがあるため、プロへの依頼をおすすめします。

☐ プロに任せたほうが安全なケース

  • 高さが3mを超える
  • 電線や隣家の屋根・塀に近い
  • チェーンソー等を使った伐採の経験がない
  • 倒す方向に十分なスペースがない
自分で切るプロに依頼する
目安の高さ3m未満・見通しのよい場所3m以上・周囲に障害物がある場合
危険度倒木・落下の事故リスクが自己責任になる装備・手順を踏んで作業するため相対的に低い
必要な道具ノコギリ・チェーンソー等を自分で用意業者側が用意(自分で揃える必要なし)
作業時間不慣れだと半日〜1日以上かかることも木の状態にもよりますが、まとまった時間で完了しやすい
費用感道具代のみで安く済む場合がある作業費はかかるが、切った木の処分まで任せられる

遠方から年に数回しか来られない状況で無理に自分で行うと、事故が起きても発見が遅れるという空き家特有のリスクもあります。迷ったときは、まず写真で相談してみるのが安全です。

遠方から伐採を進める手順

遠方にお住まいで、「次にいつ帰れるか分からない」というご相談を多くいただきます。実際に伐採を進める場合、現地へ何度も足を運ぶ必要はありません。一般的な流れは次のとおりです。

  1. 写真で状況を相談する:スマートフォンで庭木の様子を撮り、LINEなどで送るところから始められます。
  2. ご相談のうえで概算をご案内:写真の情報をもとに、状況をお伺いしながらおおよその概算をお伝えします。
  3. 現地での確認・正式なお見積り:必要に応じて現地を確認したうえで、総額でのお見積りをご案内します。
  4. 作業(施錠されたままで対応可能):伐採はすべて屋外の作業のため、鍵をお預かりする必要がないことが一般的です。
  5. 作業後、写真でご報告:作業前後の様子を写真でお送りします。

現地に何年も行けていない、という状況でも問題ありません。手元に写真がなくても、まずはご相談いただけますLINEで相談する)。

スマートフォンで庭木の写真を相談するイメージ
※イメージ(写真での相談)

📷 遠方からのご相談、まずはお気軽にどうぞ

現地に伺えない状況でも、電話やLINEでのやり取りだけでご相談いただけます。ご相談・お見積りに費用はかかりません。

LINEで相談する電話で相談 080-5446-4889

費用の考え方

庭木の伐採費用は、木の本数や高さによって世間相場が大きく変わります。目安としては、庭木1本・高さ3〜5m程度で数万円台〜となることが多く、高さや本数が増えるほど費用も上がります。高さ別の詳しい費用の目安は庭木の伐採費用の相場|高くなりすぎた木は自分で切れる?業者の選び方で解説していますので、あわせてご覧ください。

空き家ならではの事情として、次のような点が費用に影響します。

  • 庭の荒れ具合:下草やツルが木に絡みついていると、伐採前の片付けに手間がかかります。
  • 搬出経路:車両が敷地内に入れるか、玄関先までの距離があるかで作業のしやすさが変わります。
  • 処分する量:長年放置された庭ほど、切った幹・枝の量が多くなりがちです。

これらは写真だけでは正確に把握しきれないことが多いため、最終的な金額は現地確認のうえでのお見積りとなります。国も空き家の適正な管理を課題として位置づけており国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法」関連資料、庭木が手に負えなくなる前に費用感だけでも早めに把握しておくと、結果的に安く済むことが多いといえます。

伐採だけで足りるかを先に決める

「庭木だけ切りたいのか」「庭全体を片づけたいのか」で、その後の依頼内容が変わります。あらかじめ整理しておくと、見積りの手間が減ります。

状況合う進め方
気になる木だけを切りたいこのまま本記事の内容で進められます
庭の石や不用品もまとめて片づけたい庭じまい完全ガイド|費用・作業の種類・頼み先・放置リスクまでとして庭ごと依頼する方法があります
庭の木を全部まとめて切りたい庭の木を全部伐採したい|まとめて頼むと費用はどうなる?進め方と注意点でまとめて依頼する方法を解説しています
切り株や根も気になる邪魔な切り株、放置は危険?抜根の費用相場と抜く・枯らす・隠すの選び方もあわせてご覧ください
伐採後にすっきりした庭のイメージ
※イメージ(伐採後の庭)

よくある質問(FAQ)

立会いは本当に不要ですか?
多くのケースで、写真での相談・現地確認・お見積りのご案内・作業後の写真報告という流れだけで完結します。詳しい状況確認が必要な場合のみ、事前にご連絡のうえ調整します。
鍵を渡す必要はありますか?
庭木の伐採は屋外の作業のため、鍵をお預かりせずに完了できることが一般的です。
電気・水道が止まっていても作業できますか?
問題ありません。伐採作業自体に電気・水道は使用しないため、ライフラインが止まっていても対応できます。
隣への挨拶は代行してもらえますか?
挨拶そのものはご所有者様ご自身で行っていただくことをおすすめしていますが、作業の日時を事前にお伝えするなど、近隣の方が状況を把握しやすくなるような配慮は可能です。
改正民法で勝手に切られるって本当ですか?
2023年4月施行の改正民法(233条3項)により、催告しても竹木の所有者が相当期間内に切除しない場合等には、越境された側が自らその枝を切り取れるようになりました。ケースにより判断が異なるため、詳しくは専門家にご確認ください。
固定資産税が6倍になると聞きました
住宅用地の固定資産税には軽減特例(更地の場合に比べ税額が抑えられる仕組み)があり、「特定空家等」等の勧告を受けるとこの特例が外れます。特例が外れた場合の増加幅としてよく「6倍程度」という数字が引き合いに出されますが、実際の金額は自治体・物件により異なるため、正確には市区町村にご確認ください。
草も一緒に頼めますか?
対応可能です。草刈りについては草刈りの困りごと解決ガイド|費用・頼み方・放置リスクまでで詳しく解説しています。
どのくらいの頻度で手入れすべきですか?
樹種や成長の早さによって差がありますが、年1〜2回程度の点検・手入れが一つの目安です。何年も手が入っていない場合は、まず現状を確認するところから始めるのがおすすめです。
写真だけで金額は確定しますか?
写真からある程度の概算はお伝えできますが、正確な金額は現地確認のうえでの正式なお見積りとなります。
庭に残った物置や不要な物も片づけられますか?
対応可能です。庭の不用品については庭の不用品回収|自治体と業者どっちが得?費用相場・処分方法を解説で詳しく解説しています。
作業中の音でご近所に迷惑をかけませんか?
チェーンソー等の音は発生しますが、日中の時間帯に作業を行い、近隣への配慮を心がけています。空き家で近隣との関係が心配な場合は、事前の一声だけでも安心につながります。

まとめ:放置せず、遠方のまま手を打てる

  • 庭木の放置は、越境トラブル→行政指導→税負担増へと段階的に進んでいくリスクがあります。
  • 伐採は写真相談→概算→現地見積り→作業→写真報告の流れで、遠方に住んでいても現地へ足を運ばずに進められます。
  • 費用は本数・高さに加え、空き家特有の荒れ具合・搬出経路・処分量で変わるため、最終的には現地確認のうえでのお見積りになります。
  • 「木だけ切るか」「庭ごと片づけるか」を先に決めておくと、その後の依頼がスムーズです。

運営:生活サポート24(空き家の庭木伐採・草刈り・片付けなど、遠方からでも依頼できる管理作業にスポット単位で対応)

放置している期間が長くなるほど、近隣との関係も、税負担も、静かに悪化していきます。「まだ何も決めていないけれど」という段階でも、こんな方にご相談いただいています。
  • ✓ 実家が空き家になり、庭木が伸び放題になっている
  • ✓ 隣から枝の越境について連絡があった
  • ✓ 遠方に住んでいて、なかなか現地に行けない
  • ✓ 何年も手入れをしておらず、まず現状を知りたい

📷 空き家の庭木伐採、まずはご相談ください

写真があると状況の確認がスムーズですが、なくても大丈夫です。当社は✓立会い不要✓総額提示✓追加請求なし✓作業前後を写真報告。まずはお気軽にご相談ください。

LINEで相談する電話で相談 080-5446-4889