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「台風が実家の方向に向かっている。誰もいない家は大丈夫だろうか」――住んでいる家なら雨戸を閉めて備えられますが、空き家は直前の備えをする人がいません。被害が出ても気づくのが遅れ、雨漏りや飛散物の二次被害が広がりやすいのが空き家の怖さです。

結論から言うと、空き家の台風対策は「シーズン前にやっておく」が9割です。この記事では、事前の備えのチェックリスト、接近中にやってはいけないこと、被害が出たあとの初動までまとめます。

まず結論:空き家の台風対策は「事前」が9割

  1. ①住んでいる家と違い、空き家は台風の接近前・直前の備えができません。飛散物の片付け・雨戸・点検は、台風シーズン前(夏〜初秋)に済ませておくのが基本です。
  2. 台風の接近中・通過中に様子を見に行くのは危険です。気象情報に注意し、確認は天候の回復後に行います。
  3. ③被害が出たら、記録(写真)→保険会社→業者の順で落ち着いて対応します。飛散物で他人に被害を与えた場合、所有者が責任を問われる可能性もあるため、事前の備えがそのままリスク対策になります。

空き家が台風で受けやすい被害とは?

被害空き家で起きやすい理由
庭の物・物置の飛散片付ける人がいないまま強風を迎える。近隣への加害リスクにも
窓ガラスの破損・雨の吹き込み雨戸を閉める人がいない。割れたまま放置されると室内が傷む
雨漏りの拡大発見が遅れ、天井・壁・畳まで被害が広がってから気づく
雨樋・屋根材の破損経年劣化した部材が強風で外れやすい。次の雨で二次被害に
庭木の倒木・枝折れ手入れされていない木ほど倒れやすい。詳しくは台風前の庭木対策はいつ・何をする?倒木・枝折れを防ぐ剪定と支柱【チェックリスト付き】

共通するのは、「その場に人がいないため、小さな被害が大きくなってから見つかる」という構図です。当社にも「台風のあと近隣から『物が飛んでいた』と連絡があり、初めて被害を知った」というご相談が寄せられることがあります。

雨戸を閉めた空き家のイメージ
※イメージ(雨戸を閉めて備えた家)

台風シーズン前にやっておくこと(チェックリスト)

政府広報や気象庁は、雨風が強くなる前に「窓や雨戸を閉めて鍵をかけ、飛ばされそうな物は固定するか屋内へ移す」ことを家の外の備えとして案内しています。(出典:政府広報オンライン「大雨や台風の気象情報に注意して早めに防災対策・避難行動をとりましょう」空き家では、これをシーズン前に前倒しで済ませておくことになります。

☐ シーズン前チェックリスト(7〜8月ごろまでに)

  • 庭の飛びやすい物(植木鉢・物干し竿・波板・樹脂製の物置等)を片付ける・固定する
  • 雨戸・シャッターを閉め、施錠する(開閉できるかの動作確認も)
  • 雨樋の詰まり・外れかけがないか目視で確認する
  • 屋根材・トタンの浮き・剥がれがないか、敷地内の安全な場所から見上げて確認する
  • 庭木の枯れ枝・伸びすぎた枝を整理しておく(切ってしまいたいほど育っている場合は空き家の庭木を伐採したい|遠方から動かずに進める手順と放置のリスクへ)
  • 火災保険の風災補償の有無を確認しておく
屋根の上に登っての確認は転落の危険があるため行わないでください。浮きや剥がれが疑われる場合は、地上からの目視・写真に留め、対応は業者に相談するのが安全です。
台風シーズン前に空き家の外まわりを点検するイメージ
※イメージ(シーズン前の点検)

🚨接近中・通過中にやってはいけないこと

台風の接近中・通過中に、空き家の様子を見に行かないでください。暴風の中での移動・屋外での作業は、飛来物や転倒による事故につながります。警報・注意報が出ているときは外出を控えることが基本とされています。「家が心配」という気持ちは自然ですが、建物の被害は後から直せても、事故は取り返しがつきません。確認は天候が完全に回復してからにしてください。

また、通過直後の確認でも次の点に注意してください。

  • 屋根に登らない:雨で滑りやすく、被害の確認・応急処置とも転落のリスクがあります。
  • 割れたガラス・外れた部材に素手で触れない:片付けは手袋を着用し、無理をしない範囲で。
  • 電線に接触した枝・部材には近づかない:感電の危険があるため、電力会社へ連絡します。

飛ばされた物が隣家に当たったら、責任は?

空き家の物が飛んで隣家や車、通行人に被害を与えた場合、民法717条(土地の工作物等の占有者及び所有者の責任)の考え方により、管理の状況によっては所有者が損害賠償の責任を問われる可能性があります。考え方は屋根からの落雪と同じで、「危険を認識しながら対策をしなかった」ことが重く評価されやすい構図です。責任の仕組みと保険の考え方は空き家の屋根から雪が落ちたら誰が責任?所有者の賠償責任と今すぐできる対策で詳しく解説しています(落雪の記事ですが、工作物責任の考え方は共通です)。

逆に言えば、シーズン前の片付け・固定・点検は、建物を守るだけでなく「加害者にならないための備え」でもあります

※本記事は一般的な考え方の解説であり、個別の法的判断については弁護士等の専門家にご確認ください。

台風のあとにやること(初動フロー)

  1. 天候の回復を待って現地確認:遠方で行けない場合は、近隣に様子を尋ねるか、業者の見回りを利用します。
  2. 被害を写真で記録する:屋根・窓・庭の状態を、安全な場所から撮影します。保険請求と修理見積りの両方で必要になります。
  3. 雨の吹き込み・飛散物の応急対応:割れた窓の養生、散乱物の片付けなど、二次被害を止める応急処置を優先します。
  4. 保険会社へ連絡する:火災保険に風災補償が付いていれば、修理費用が補償される場合があります(契約内容によります)。
  5. 修理・片付けを業者に相談する:屋根・高所の修理は専門業者へ。庭の片付け・飛散物の撤去・倒木の処理は当社のような業者にも依頼できます。
台風後に庭の飛散物を片付けるイメージ
※イメージ(台風後の片付け)

実際に、物置の波板が浮いているのを前の年から気づきながら放置し、台風で飛散して回収と応急処置に追われたという例も見られます。翌年からはシーズン前の点検と固定をまとめて依頼するようになった、というケースが典型的です(複数のご相談内容をもとに構成した一例です)。

台風のあとに寄せられるご相談で多いもの

当社に台風後にいただくご相談は、「近所から『おたくの物が飛んできた』と連絡があり、初めて被害を知った」「雨漏りに数週間気づかず、天井にシミが広がってから分かった」「庭木が倒れて道路側にはみ出していると言われた」といった内容が中心です。共通しているのは、被害そのものよりも「気づくのが遅れたこと」で対応が大きくなっている点です。シーズン前の1回の点検で防げたはずのものが少なくありません。

遠方で備えができない場合は?

✅ 次のうち、当てはまる項目はありますか

  • 台風シーズン前に一度も現地へ行けそうにない
  • 庭に飛びそうな物が置いたままになっている
  • 雨戸を閉めたか・施錠したか記憶が曖昧
  • 屋根や雨樋の状態を長年確認していない

▶ 1つでも当てはまる → シーズン前の点検・片付けを業者に頼む段階です。写真報告を受ければ、遠方でも備えの状態を確認しやすくなります。

▶ 1つも当てはまらない → 毎年シーズン前の確認を習慣にすれば十分です。

台風前の備えは単発の作業なので、夏の草刈りや秋の庭木の手入れとあわせてスポットで頼むと効率的です。頼み方の選択肢は空き家管理代行は月額契約とスポットどっちが得?料金・違い・選び方を徹底比較で比較しています。

依頼から作業までの流れ

  1. LINEまたは電話でご相談:空き家の場所・気になっている点をお知らせください。
  2. 状況の聞き取り:状況をお伺いしたうえで、必要な作業内容を整理します。
  3. 内容とお見積りのご案内:作業内容と総額を事前にご提示します。
  4. 日程調整:ご都合に合わせて作業日を決めます。当日の立会いは不要です。
  5. 作業・写真報告:作業前後の写真で、遠方からでも仕上がりを確認できます。

📷 台風前の点検・片付けのご相談も承っています

遠方で現地の状況が分からない場合も、状況をお伺いしながらご案内します。ご相談・お見積りに費用はかかりません。

LINEで相談する電話で相談 080-5446-4889

よくある質問(FAQ)

台風対策はいつまでにやればいいですか?
台風の接近が増えるのは一般に夏から秋にかけてです。空き家は直前の対応ができないため、7〜8月ごろまでに飛散物の片付け・雨戸・点検を済ませておくと安心です。時期は年や地域によって前後します。
台風接近の直前ですが、今からでも間に合う対策はありますか?
あります。優先順位をつけるなら、①庭やベランダの飛びそうな物を屋内・物置へ入れる(プランター・物干し竿・脚立・ゴミ箱・樹脂製の椅子など)②雨戸・シャッターを閉める③窓の施錠を確認するの3つです。この3つだけでも、飛散物による被害と近隣への加害リスクは大きく下げられます。逆に、屋根に上る・雨樋を直す・高所の補修をするといった作業は、強風下では極めて危険なので絶対に行わないでください。現地へ行くこと自体が難しい場合は、暴風域に入る前の時間帯に業者へ相談する方法もあります。
台風が近づいてから様子を見に行ってもいいですか?
接近中・通過中の確認は事故につながるため避けてください。警報・注意報が出ているときは外出を控えることが基本とされています。確認は天候の回復後に行い、遠方の場合は業者の見回りを利用する方法もあります。
火災保険で台風の被害は補償されますか?
火災保険に風災の補償が付いていれば、強風による屋根・窓などの損害が補償される場合があります。補償の有無・範囲・免責金額は契約によって異なるため、保険証券や保険会社への確認をおすすめします。
空き家の物が飛んで隣の家を傷つけたら、誰の責任ですか?
管理の状況によっては、所有者が損害賠償の責任を問われる可能性があります。個別の判断は状況によるため、被害が生じた場合は保険会社や専門家に相談してください。
雨戸がない窓はどうすればいいですか?
飛散防止フィルムを貼る、室内側のカーテンを閉めておくなどの方法で、ガラスが割れた場合の被害を減らせます。窓の多い面に飛びやすい物を置かないことも有効です。
物置やカーポートは対策が必要ですか?
屋根パネルや波板は強風で外れやすい部位です。浮き・緩みがないかシーズン前に確認し、劣化が進んでいる場合は補修や撤去を検討してください。
台風のあと、遠方で確認しに行けません。どうすればいいですか?
業者に見回りを依頼し、写真で状態を報告してもらう方法があります。被害があった場合は、そのまま片付け・応急対応の相談につなげられます。
庭木が倒れそうで心配です。
枯れ枝の整理・剪定・支柱で倒木のリスクを下げられます。詳しくは台風前の庭木対策はいつ・何をする?倒木・枝折れを防ぐ剪定と支柱【チェックリスト付き】をご覧ください。
台風のあと、近所の方から「おたくの物が飛んできた」と連絡が来ました。どうすればいいですか?
まず相手の被害状況を確認し、誠実に対応することが第一です。飛散物の状況を写真で記録し、加入している火災保険(個人賠償責任特約等)の有無を確認してください。対応に迷う場合は保険会社や専門家への相談をおすすめします。
台風前の点検・片付けの費用はどのくらいですか?
作業内容・物量・庭の状態によって変わるため、状況をお伺いしたうえで総額を事前にご提示します。当社では、確定した金額からの追加請求はありません。

まとめ:空き家の台風対策は「シーズン前の1回」で決まる

  • 空き家は台風直前の備えができないため、飛散物の片付け・雨戸・点検をシーズン前に済ませておくことが対策の9割です。
  • 接近中・通過中に様子を見に行かない。確認は天候の回復後、記録→保険→業者の順で落ち着いて対応します。
  • シーズン前の備えは、建物を守ると同時に近隣への加害を防ぐリスク対策でもあります。
  • 遠方で行けない場合は、点検・片付け・見回りをスポットで頼む形で備えられます。

運営:生活サポート24(空き家の点検・片付け・草刈り・庭木の手入れなど、季節の管理作業にスポット単位で対応)

備えのないまま台風を迎えると、被害の発見も対応も全て後手に回ります。何を備えればいいか分からない、というご相談も珍しくありません。こんな方にご相談いただいています。
  • ✓ 台風シーズン前に現地へ行けそうにない
  • ✓ 庭の物や物置が置いたままになっている
  • ✓ 屋根・雨樋の状態を長年見ていない
  • ✓ 台風のあとの確認・片付けを頼みたい

📷 空き家の台風の備え、まずはご相談ください

写真があると状況の確認がスムーズですが、なくても大丈夫です。当社は✓立会い不要✓総額提示✓追加請求なし✓作業前後を写真報告。まずはお気軽にご相談ください。

LINEで相談する電話で相談 080-5446-4889