
「剪定はしたものの、切った枝の山をどう捨てればいいのか分からない」——そんなお悩みはありませんか?
✓ 処分方法は3つ。量と太さで選び方が変わります
✓ 可燃ごみに出せるサイズ条件と、自治体ごとの違い
✓ 庭で燃やす「野焼き」が違法な理由と罰則
太い幹や大量の枝は普通のゴミ袋に入りきらず、扱いに困りがちです。処分を楽にするコツまでまとめました。
まず結論:剪定枝の処分は「量と太さ」で方法を選ぶ
少量・細い枝は自治体の可燃ごみ、大量・太い幹は処理施設への持ち込みか業者依頼が基本です。庭で燃やす「野焼き」は法律で原則禁止されています。
- 少量・細い枝=自治体の可燃ごみへ。ただし長さ・太さのサイズ条件と束ね方のルールが自治体ごとにあります
- 大量・太い幹=自治体の処理施設(クリーンセンター)へ持ち込み、または業者に依頼
- 剪定とまとめて業者に頼むと、切ってから運び出し・処分まで一度で終わります
- 個人が自宅の庭木を剪定して出た枝は「一般廃棄物」。量が多くても、個人の庭木なら一般廃棄物です

剪定枝の処分方法は3つ
まずは全体像です。枝の量と太さで、向いている方法が変わります。剪定そのものの時期や費用、頼み先の選び方は 剪定完全ガイド にまとめています。
| 方法 | 向いている量 | 費用の目安 | 手間 |
|---|---|---|---|
| 自治体の可燃ごみ | 少量・細い枝 | 指定袋代など少額 | サイズを守って束ねる手間 |
| 処理施設へ持ち込み | 中〜大量・太い幹 | 重量に応じた処分料(自治体で異なる) | 自分で運ぶ車と積み下ろしが必要 |
| 業者に依頼(剪定とセット可) | 量を問わず | 無料の現地見積もりで確定 | 運び出しまでお任せ |
結局どれを選ぶか迷ったら、「ごみ袋2〜3袋に収まるか」を目安にしてください。収まるなら可燃ごみ、あふれるなら持ち込みか業者依頼です。車がない・太い幹がある・積み下ろしができないなら、持ち込みではなく業者依頼が現実的です。
「木の枝・幹」はこの記事の範囲です。庭から出るものでも、刈った草や落ち葉は 刈った草の処分の記事、植木鉢・支柱・古い園芸用品など木以外の不用品は 庭の不用品回収の記事 に、それぞれ処分のコツをまとめています。材質によって出し方が変わるので、あわせてご確認ください。
方法1:自治体の可燃ごみに出す(サイズ条件に注意)
細い枝や少量であれば、多くの自治体で可燃ごみ(燃えるごみ)として回収してもらえます。ただし、長さ・太さ・束ね方・1回に出せる本数にルールがあり、これが自治体ごとに大きく違います。よくある条件の一例は次のとおりです。
| 項目 | よくある条件の例 |
|---|---|
| 長さ | おおむね50cm以下に切りそろえる |
| 太さ(直径) | 直径10cm程度まで(太い幹は対象外のことが多い) |
| 束ね方 | 指定袋に入れる、またはひもで束ねる |
| 1回の量 | 「1回◯束まで」「一度に大量は不可」など上限あり |
| 状態 | よく乾かしてから(濡れた枝・土付きは断られることも) |
※上記はあくまで一般的な例です。長さ・太さ・本数の上限、指定袋の要否は自治体によって異なります。必ずお住まいの自治体のごみ分別ルールをご確認ください。
剪定枝は思った以上にかさばり、乾かすと軽くなる一方で本数が増えます。当社へのご相談でも、「数本切っただけのつもりが、束ねてみたら想像以上の量になった」という声は珍しくありません。実際、1回に出せる束数の上限を超えてしまい、毎週少しずつ出すつもりが庭に枝の山が数か月残ってしまった——というご相談もあります。こうなると、乾いた枝が風で散らかったり、虫がわく原因にもなるため、途中から持ち込みや業者依頼に切り替える方が結果的に早く片づきます。

方法2:処理施設(クリーンセンター)へ持ち込む
量が多い・太い幹があるなど、可燃ごみでは収まらない場合は、自治体の処理施設(クリーンセンター・清掃センターなど)へ自分で持ち込む方法があります。
- 費用:多くは重量に応じた処分料がかかります(金額は自治体で異なります)。可燃ごみより多くの量をまとめて処分できます。
- 事前確認:受け入れの曜日・時間、予約の要否、本人確認書類(その自治体の住民であることの確認)などが必要な場合があります。
- 運搬:軽トラックやワゴンなど、枝を積める車と、積み下ろしの体力・人手が必要です。
「車がない」「太い幹を持ち上げられない」という場合は、無理をせず業者への依頼が安全です。
方法3:業者にまとめて依頼する
「切るのはできたけれど、運び出しと処分が大変」「そもそも剪定から処分まで全部任せたい」という場合は、業者に依頼するのが手軽です。頼み方は2通りあります。
- 剪定とセットで頼む:剪定の作業と同時に、出た枝の運び出し・処分までまとめて。あとに枝が残らず、一度で片付きます。
- 処分だけ頼む:自分で切った枝の山だけを引き取ってもらう。量が多いほど、持ち込みの往復より楽なことがあります。
自分で処分する?業者に頼む?判断の目安
| 比べるポイント | 自分で処分できる目安 | 業者に任せたい目安 |
|---|---|---|
| 枝の量 | ごみ袋2〜3袋に収まる | 袋に収まらない・庭に山ができている |
| 枝の太さ | 自治体の条件内(直径10cm程度まで) | 可燃ごみの対象外になる太い幹がある |
| 運搬手段 | 積める車がある・往復できる | 車がない/積み下ろしができない |
| 切りそろえ | 50cm程度に切る道具と体力がある | 切り直す道具がない・量が多すぎる |
| 期限 | 数週間かけて少しずつ出せる | 来客・売却などで早く片づけたい |
| ほかの物との混在 | 枝だけ | 草・植木鉢・古い園芸用品も一緒に処分したい |
ひとつでも右側に当てはまるなら、業者への依頼を軸に考えるほうが結局は早く片づきます。
✅ 30秒セルフチェック:持ち込む?頼む?
当てはまる項目があるか確認してください。
- 枝を積める車がない/往復する時間が取れない
- 可燃ごみの対象外になりそうな太い幹がある
- 50cm程度に切り直す道具や体力がない
- 枝以外(草・植木鉢・古い園芸用品)もまとめて処分したい
- 庭に枝の山が残ったままになっている
▶ 1つでも当てはまる → 業者への依頼をご検討ください。処分だけのご相談も承ります。
▶ 1つも当てはまらない → 可燃ごみ・持ち込みで十分対応できます。自治体のサイズ条件を確認して進めてください。
💬 枝の処分だけ、でもご相談いただけます
「切った枝の山をどうにかしたい」「剪定から処分までまとめて頼みたい」——どちらの段階でも大丈夫です。量に合わせて方法をご提案します。ご相談・お見積りは無料です。
やってはいけない処分:野焼き・不法投棄は法律違反
「自分の庭だから、枝は燃やしてしまえばいい」「人目につかない場所に捨てれば」——これらは法律違反になり、重い罰則の対象です。
⚠️ 庭での焼却(野焼き)は原則禁止
剪定枝を庭やドラム缶などで燃やす「野焼き(野外焼却)」は、廃棄物処理法で原則禁止されています(2001年4月施行)。煙・においによる近隣トラブルや、火災の危険もあります。法令上はいくつかの例外(国や地方公共団体の施設管理のためのもの、災害等でやむを得ないもの、風俗慣習・宗教行事、農林漁業を営むためにやむを得ないもの、たき火など日常生活で行われる軽微なもの)が定められていますが、住宅地で剪定枝を燃やす行為は原則として認められません。自治体の条例で、より厳しく規制されている場合もあります。
また、山林・空き地・河川敷などに枝を捨てる「不法投棄」も、廃棄物処理法で禁止されています。剪定枝も廃棄物であり、「自然のものだから土に還る」といった言い訳は通りません。罰則は次のとおり、いずれも軽くありません。
| 禁止行為 | 根拠(廃棄物処理法) | 罰則 |
|---|---|---|
| 野焼き(野外焼却) | 第16条の2(焼却禁止) | 5年以下の懲役 or 1,000万円以下の罰金(またはその両方) |
| 不法投棄 | 第16条(投棄禁止) | 5年以下の懲役 or 1,000万円以下の罰金(またはその両方) |
出典:廃棄物の処理及び清掃に関する法律(焼却禁止=第16条の2/投棄禁止=第16条/罰則=第25条。法人の両罰規定は第32条で最大3億円以下の罰金)。焼却禁止の例外は同法施行令第14条に定められています。条文は e-Gov法令検索 で確認できます。野焼きの規制内容の詳細は、環境省およびお住まいの自治体の案内もご参照ください。
剪定枝は、正しく「可燃ごみ・持ち込み・業者依頼」のいずれかで処分すれば、罰則を心配する必要はありません。手間を惜しんで違法な処分に走ると、かえって大きな代償を払うことになります。
剪定枝の処分を楽にする3つのコツ
- 切りながら長さをそろえる:剪定のときに、あらかじめ自治体のサイズ条件(例:50cm以下)に合わせて切っておくと、あとで切り直す手間が省けます。切り方の基本は 庭木の剪定を自分でやる方法 にまとめています。
- 数日乾かしてから出す:枝は乾くと軽くなり、可燃ごみとしても出しやすくなります。濡れた枝・土付きの根は受け付けられないこともあるため、乾かして土を落としておきます。
- 大量になりそうなら時期を分散 or まとめて依頼:一度に大量に出すと可燃ごみの上限を超えます。計画的に少量ずつ出すか、量が多いなら最初から業者にまとめて頼むのが結局は楽です。剪定の時期そのものは 剪定の時期の記事 を参考にしてください。

よくある質問(FAQ)
- 剪定した枝は普通の可燃ごみに出せますか?
- 少量・細い枝であれば、多くの自治体で可燃ごみとして出せます。ただし、長さ(例:50cm以下)や太さ(例:直径10cm程度まで)、束ね方、1回に出せる本数などの条件が自治体ごとに異なります。太い幹は対象外のことが多いため、必ずお住まいの自治体のルールを確認してください。
- 剪定枝を庭で燃やしてもいいですか?
- 庭やドラム缶などで剪定枝を燃やす「野焼き(野外焼却)」は、廃棄物処理法で原則として禁止されています。農林漁業でやむを得ない場合やたき火程度の軽微なものなど一部の例外は定められていますが、住宅地で剪定枝を燃やす行為は原則認められません。煙やにおいで近隣トラブルにもなりやすいため、避けてください。
- 剪定枝を山や空き地に捨てるとどうなりますか?
- 山林・空き地・河川敷などに枝を捨てる行為は「不法投棄」にあたり、廃棄物処理法で禁止されています。罰則は5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金(またはその両方)で、法人の場合は最大3億円以下の罰金です。剪定枝も廃棄物であり、「自然のものだから」という理由は通用しません。
- 大量の剪定枝や太い幹はどう処分すればいいですか?
- 可燃ごみで収まらない量や太い幹は、自治体の処理施設(クリーンセンター)へ自分で持ち込むか、業者に処分を依頼する方法があります。持ち込みは重量に応じた処分料がかかり、運ぶ車と積み下ろしの手間が必要です。車がない・持ち上げられない場合は、業者への依頼が安全です。
- 処理施設への持ち込みは、いくらくらいかかりますか?
- 多くの自治体で重量に応じた処分料が設定されていますが、単価も無料の範囲も自治体によって異なります。受け入れ日時・予約の要否・本人確認書類の要否とあわせて、お住まいの自治体の案内をご確認ください。
- 剪定枝を細かく切る道具がないのですが、どうすればいいですか?
- 剪定のこぎりがあれば太めの枝も切りそろえられますが、量が多いと時間と体力を消耗します。切り直す作業自体が負担になる場合は、切りそろえずに引き取れる業者への依頼を検討したほうが早く片づきます。
- 集合住宅の敷地に生えている木の枝はどう出せばいいですか?
- 管理組合や管理会社が管理する共用部分の樹木は、個人で処分せず管理者へご相談ください。専用庭など入居者が管理する部分の枝は、一般の家庭ごみと同じ扱いになることが多いですが、建物ごとのルールがあるため、事前の確認が確実です。
- 枝と一緒に、草や古い植木鉢もまとめて処分できますか?
- まとめてのご依頼も可能です。ただし自治体のごみとして出す場合は、木の枝・刈った草・プラスチックや陶器の鉢で分別が変わります。刈った草は刈った草の処分、木以外の不用品は庭の不用品回収もご覧ください。
- 剪定枝の処分だけを業者に頼めますか?
- 自分で切った枝の処分だけのご依頼も承ります。剪定とセットで頼めば、切ってから運び出し・処分まで一度で終わります。量や内容によって費用が変わるため、最終的な金額は無料の現地見積もりで確定します。
- 剪定枝は一般ごみと産業廃棄物のどちらですか?
- 個人が自宅の庭木を剪定・伐採して出た枝は「一般廃棄物」です。量が多くても、個人の庭木であれば一般廃棄物として扱われます。一方、造園業者や工事など事業として出た枝は「産業廃棄物」となり、処分の方法や許可が変わります。
まとめ:剪定枝は「量と太さ」で正しく処分する
- 処分は①可燃ごみ②処理施設へ持ち込み③業者依頼の3つ。量と太さで選ぶ
- 可燃ごみは長さ・太さ・束ね方・本数のルールが自治体ごとに違う。必ず確認を
- 個人の庭木の枝は一般廃棄物。草や木以外の不用品は材質ごとに出し方が変わる
- 野焼き・不法投棄は法律違反(5年以下の懲役 or 1,000万円以下の罰金/法人は最大3億円)
- 大量なら剪定とまとめて業者へが結局は楽。切りながら長さをそろえ、乾かして出すと手間が減る
枝の山をそのままにしておくと、乾いた枝が風で散らかったり、虫がわく原因になります。「どの方法が合うか分からない」という段階のご相談も珍しくありません。
運営:生活サポート24(庭木の剪定・伐採・枝の処分など庭まわり全般に対応)
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