
台風が近づいてきたけど、庭木は何もしなくて大丈夫だろうか——そんな不安を感じていませんか?
✓ 対策は「いつやるか」で中身が変わる
✓ 前日にできることは少なく、早めの剪定がカギ
✓ 直前の強剪定はかえって逆効果
この記事では倒れやすい木の見分け方、1ヶ月前にやる剪定、直前にできること・やってはいけないことまで時系列で解説します。
まず結論:台風対策は「いつやるか」で中身が変わる
- ①台風シーズン前(できるだけ早め)——枝を透かして風の通り道を作る剪定
- ②台風の数日前——枯れ枝の除去・鉢植えなど動かせるものの片付け
- ③前日〜当日——できることは少ない。無理な作業は避け、屋内での安全確保を優先
なぜ枝が茂った木は倒れる・折れるのか
枝葉が茂っていると、風を受ける面積(帆のような役割)が大きくなり、根元や幹への負荷が増します。枝を透かして風の通り道を作っておくことで、この負荷を減らせると考えられています。気象庁も、強い風では飛来物や倒木などの被害が起こりやすくなると注意を呼びかけています。国土交通省の調査でも、全国の道路沿いで倒れた街路樹は年間約5,200本、そのうち台風など強風によるものは年間約3,700本にのぼると報告されています(国土交通省「街路樹の倒木に関する全国調査結果」)。庭木も同様に、強風時には倒木・枝折れのリスクがあります。
実際のご相談でも、「今年は例年より早めに剪定しておきたい」というお声を台風シーズン前に多くいただきます。
【自己診断】倒れやすい木チェックリスト
✅ 30秒セルフチェック:うちの木は大丈夫?
当てはまる項目を確認してください。
- 根が浅い樹種(ミモザ・コニファー等)
- 植えて3年未満
- 幹に亀裂がある
- すでに傾いている
- 枯れ枝が目立つ
- 枝が電線の近くまで伸びている
- 隣家の方向へ傾いている
▶ 1つでも当てはまる → 早めの点検・剪定、または撤去の検討をおすすめします。
▶ どれも当てはまらない → 台風シーズン前の軽い剪定で十分な備えになります。
1ヶ月前までにやる「風を通す剪定」
台風シーズンに入る前に、混み合った枝を透かして風の通り道を作る<高くなった庭木を低くする剪定(芯止め)自分でできる剪定の基本もあわせてご確認ください。

支柱はどんな木に有効か
支柱は、次のような木で倒れ・傾きの予防に役立ちます。
- 植えて3年以内の若木
- すでに少し傾き始めている木
- 根がまだ十分に張っていない移植直後の木
木の大きさや傾き方によって、1本の支柱で支える一本支柱や、複数本で囲むように支える八つ掛けなど方法が異なります。ご自身での判断が難しい場合はご相談ください。
直前1週間〜前日にできること・やってはいけないこと
| 時期 | できること |
|---|---|
| 1週間前ごろ | 支柱・結束の確認、鉢植えなど動かせるものの移動場所の検討 |
| 前日 | 鉢植え・プランターの屋内退避、支柱・結束の最終確認 |
「台風予報が出てから『いまから間に合いますか』というご相談が毎年増えます」——直前の駆け込み相談は珍しくありませんが、できることは限られてしまいます。早めの点検・剪定をおすすめします。
傾いた木・亀裂・枯れた木は「剪定では守れない」
すでに大きく傾いている、幹に深い亀裂がある、枯れているといった木は、剪定では倒木リスクを下げきれないことがあります。危険なサインが出ている場合は、撤去(伐採)の検討に切り替えることをおすすめします。詳しくは庭木の伐採費用の相場もご覧ください。台風で実際に倒れてしまった木の緊急対応は別途手配が必要になります。
<剪定完全ガイドでも解説しています。

業者に頼むなら早めに
台風シーズンはご相談が集中しやすく、直前になるほど日程の調整が難しくなる傾向があります。気になる木があれば、台風予報が出る前の早い段階でのご相談をおすすめします。費用は木の高さ・本数・作業環境によって変わるため、現地の状況を確認したうえでのお見積りになります。
「去年の台風で枝が折れてしまったので、今年は早めに」というご相談をいただくこともあります。
よくある質問(FAQ)
- 台風のいつまでに剪定すれば間に合いますか?
- できれば台風シーズンに入る前の早い時期がおすすめです。予報が出てからでは日程の調整が難しくなることがあります。
- 前日にできることは何ですか?
- 鉢植え・プランターの屋内退避や、支柱・結束の最終確認程度です。強い剪定など大掛かりな作業は前日には向きません。
- 支柱は自分で立てられますか?
- 小さな苗木であればご自身で対応できる場合もありますが、八つ掛けなど大きな木の支柱設置は専門的な判断が必要になることがあります。不安な場合はご相談ください。
- 倒れやすい木の特徴はありますか?
- 根が浅い樹種、植えてから日が浅い木、幹に亀裂がある木、すでに傾いている木などはリスクが高いと考えられます。
- 直前の強剪定はなぜダメなのですか?
- 切り口から水分が入りやすくなり、木が弱ったり翌年の枯れ込みにつながったりすることがあるためです。強い剪定は早めの時期に済ませておくのが基本です。
- 台風で倒れた木の処理は誰に頼めばいいですか?
- 私有地の木は所有者による対応が基本です。緊急の撤去についてもご相談いただけます。
- 隣の家に木が倒れたら責任はどうなりますか?
- 状況によって判断が分かれるため、この記事では断定はできません。トラブルに発展しそうな場合は保険会社や弁護士にご相談ください。
- 火災保険は使えますか?
- 契約内容によって適用の可否が異なります。契約している保険会社にご確認ください。
- 鉢植え・プランターはどうすればいいですか?
- できるだけ屋内や風の当たらない場所へ移動させておくと安心です。
- 物干し・雨戸まわりの枝が気になります
- 物干しや窓の近くまで伸びた枝は、強風で当たって傷つける可能性があります。気になる場合は早めに剪定しておくと安心です。
まとめ:台風前の庭木対策は「早めの剪定」が基本
- 台風対策はいつやるかで中身が変わる。前日にできることは少ない。
- 台風シーズン前に、枝を透かして風の通り道を作る剪定が基本。
- 直前の強剪定はNG。切り口から水が入り翌年の枯れ込みにつながることがある。
- 傾き・亀裂・枯れが出ている木は剪定では守れないため撤去も検討する。
点検・対策をせずに台風シーズンを迎えると、枝折れ・倒木で近隣や車を傷つけてしまうこともあります。次のような方は、早めのご相談をおすすめします。
- 木が大きくて自分では判断できない
- 台風のたびに不安になる
- 以前の台風で枝が折れたことがある
運営:生活サポート24(台風前の庭木対策・剪定全般に対応)
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